SUS304(ハンドル部品、蓋、板バネ)

今日はガンドリルではなく、旋盤と協力会社によるワイヤーカットのサンプルです。

今回ご紹介する加工

旋盤と協力会社によるワイヤーカットのサンプル
写真のワークはいったい何だと思われますか?実は下の2枚目の写真のように、4つのパーツで構成されています。材質はSUS304と大したことはありませんが、やっかいなのは、その大きさです。比較するものを置けば良かったのですが、親指より少し大きいぐらいしかありません。

おまけに2個ある小さなワークは肉厚が0.3mmです。御客様は0.3mmのステンレスシートを曲げ加工してほしいと言われたのですが、さすがに小指の爪より小さいワークを2個だけを曲げで加工するのも大変なので、SUS304の板材からワイヤーカットで作ってみました。ワイヤーカットもさすがに0.3mmだと非常に難しいです。もっと歪むかと思ったのですが、意外に歪みもなく非常に綺麗に仕上がりました。協力会社の技術に脱帽します。


さらに、下の写真左側のワークは蓋になっており、肉厚が1mmしかありません。チャッキングを工夫しないとワークが変形してしまいますので、非常に気を使う品物です。とりあえず図面さえあれば、何でもトライして作る困ったときの不二新製作所です。

他社で断られた深穴加工・細穴加工も是非ご相談ください

私たち不二新製作所が得意とするのは、ガンドリル・BTAマシンの深穴・細穴加工です。

弊社ではガンドリルマシン・BTAマシン・CNC複合旋盤・マシニングセンターを複数台設置、徹底した工程の効率化と高度化を図り、国内だけでなく、世界中から寄せられる様々な深穴加工・細孔加工を始めとしたニーズにお応えしております。また人材育成、ならびにガンドリル・BTA周辺装置(CNC複合旋盤、マシニングセンター、専用工具研磨機等)の更新を積極的に行い、社内生産効率を大幅にアップ。これにより、材料手配から仕上げまでの一貫生産を、より高品質・短納期で提供できる仕組みを確立しました。ガンドリル加工・BTA加工などの深穴加工・細穴加工でお困りのことがあればぜひ一度お問い合わせください!


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ガンドリルマシン(Gun Drill Machine)とは文字通り、小銃や猟銃などの銃身に細穴をあけるために開発された特殊な機械です。高性能な深穴を開けることもでき、また良好な仕上げ面が得られるのが特徴です。当社のガンドリル加工は、鉄、アルミ、銅、非鉄金属だけでなく、樹脂や、一般に難しいと言われている特殊な材料への細穴加工・深穴加工も可能にしております。四角形や六角形などの形の深穴加工や、丸物で穴の位置が真ん中でない細穴加工など加工径が非常に小さくて難しいものにもガンドリルマシンで対応します。

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株式会社 無双

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設備紹介

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当社で扱っている、ガンドリル加工・BTA加工のための機械設備をご紹介します。協力会社とのネットワークにより、図面一枚であらゆる加工に対応しております。

会社概要

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深穴加工を中心として各種金属・非鉄金属だけにとどまらず樹脂加工などあらゆる加工を手がけて、社会への貢献につながってゆくことを目指しております。