金属加工コラム
金属加工は数千年の歴史があります。諸説ありますが、太古の金発掘が金属加工の始まりといわれ、飛行機や船といった大掛かりの金属加工や、銅像や車といった中程度の加工、スマホや硬貨といった…
BTA加工とは、Boring & Trepanning Association の略で、金属等の対象材料に対し、φ10~φ200の中・大径の高精度な深穴を実現できる切削加工です。穴径に対し、切削の長さが10倍を超える加工を「深穴加工」と呼びますが、BTA加工の特徴は、良好な仕上げ面が得られることになります。
小径の深穴加工を得意とするガンドリル加工に対し、BTA加工は大径の加工に適しており、対応できる材質も、構造用鋼、ステンレス鋼、プリハードン鋼、軸受鋼(ベア鋼)、工具鋼(炭素・合金・高速度工具鋼等)、耐蝕・耐熱合金など、非常に幅広い対象に対し深穴加工が可能になります。一般的に加工が困難とされるチタン系、アルミニウム系、銅系、樹脂系などに対する加工も、BTA加工では可能になります。
旋盤にてL1加工後、BTAで深穴加工、更に内径をホーニング。その後、複合旋盤にて、内外径加工後に側面にリング溝、外径ねじを仕上げ、最後にY軸により側面にフライスカットを入れています。材料入荷から、全工程を3日で終了とタイト納期に苦労しました。
ランジ部が溶接構造を取っておらず、完全丸棒からの削りだしとなります。見た目以上に肉厚も薄いので、BTA加工 時の歪みなどにも注意が必要となります。BTA加工後に内径を特殊なバイトで旋盤加工して、残りをマシニング加工。協力会社との連携も当社のつよみの一つです。
材料 ⇒ BTA加工後 ⇒ 内径ホーニング加工 ⇒ 旋盤加工 ⇒ 円筒研磨 ⇒ ハードクロムメッキとそれほど複雑ではありませんが、このシリンダーのケースも製作しました。不二新製作所でのBTA加工では日常的なBTA加工になります。一例として上げさせていただきます。
BTA下穴加工⇒ 旋盤荒加工 ⇒ 真空焼入れ ⇒ 旋盤研磨前仕上げ ⇒ 放電加工 ⇒ 外径、内径研磨 ⇒ 硬質クロムメッキの工程。作業工程で色々と苦労があり、時間とコストがかかり大変な品物でしたが、先日のシリンダーとのネジ部の合わせも完璧で良い感じに仕上がりました。
私たちが得意とするのは、ガンドリルマシン・BTAマシンによる細穴加工と深穴加工です。弊社ではガンドリルマシン・BTAマシン・CNC複合旋盤を複数台設置、徹底した効率化と高度化を図り、国内外からのニーズにお応えしています。
また、人材育成とガンドリル・BTA周辺装置更新を積極的に行い、社内生産効率を大幅アップに成功し、材料手配から納品までをより高品質・短納期対応可能な仕組みを確立しました。
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溶接のことなら株式会社無双にお任せ下さい!ステンレス・アルミから、鋳物・チタン等の特殊金属まで、金属溶接・機械加工を高品質・短納期で対応いたします。図面1枚で材料手配から完成まで…
ガンドリル加工やBTA加工についてのお問い合わせは、お電話か下記のメールフォームよりお願いします。ガンドリル加工やBTA加工の材料となる金属材の手配から、ガンドリル加工やBTA加工まで一貫生産をより高品質・短納期で金属加工ができる仕組みを確立しています。他社で「できない」と断られた難しいとされている金属加工(ガンドリル・BTAなどの深穴加工や細穴加工)もぜひご相談ください!お問い合わせは、お電話か下記のメールフォームよりお願いします。
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