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深穴加工の独自技術が光る日本一の少数精鋭集団を目指して
大阪府出身。学業終了後は、海外の大手IT企業にて液晶ディスプレイ開発のエンジニアとして勤める。父が1969年に創業した不二新製作所の経営不振を機に、2007年に帰国し、同社を引き継ぐ。その後、株式会社に改組し、同社社長に就任。3年で黒字回復を達成した。
タージン
御社は、2014年で創業45年を迎えられたと伺いました。
乙間
はい。当社が手がけているのは、金属、非金属、樹脂素材に穴をあける「深穴加工」というもの。創業から続く技術をブラッシュアップし、当時の次元をはるかに超える加工を実現しています。
タージン
具体的には、どういった工夫を凝らしておられるのですか?
乙間
当社が得意とする「ガンドリル加工」「BTA加工」で用いる機械装置は、メーカーさんと共同開発したものを導入しました。また全て製造装置をコンピュータによって自動化し、最新設備とデータベースを用いて様々な加工のニーズに対応できることが特徴です。
タージン
他社にない独自の加工技術を持っているのは、大きな強みでしょうね。
乙間
また、素材情報もデータベース化することで、どんな素材の依頼にも即座に対応できます。私は、もともとIT業界出身ですし、装置の操作に長けた社員もいるからこそ実現できるのです。
タージン
それだけ優れた技術ならば、受注の幅も広がりそうですよね。
乙間
もともとは、軍事機械の製造を目的に作られた、高性能な穴を開けることができるガンドリル加工・BTA加工の技術が、工業用に応用できるようになりました。現在は医療・半導体・液晶・自動車・食品といった様々な業界からご依頼を頂いています。ありがたいことに社員8名の会社ながら、約800社とのお取り引きがあるんですよ。
タージン
800社ですか!それはすばらしい実績だと思います。
乙間
社長就任から社員の若返りを図り、現在20~30代の社員が頑張ってくれています。皆、技術力ある者ばかりでモチベーションも高く、仕事に没頭しすぎて休憩するのを忘れてしまうくらいの熱心さ。帰宅時も、私が一番に、「もう帰ろうか」と声をかけるほどです(笑)。
タージン
まさに少数精鋭、匠の技が光っていると-。
乙間
皆、自らが経営に携わるような気持ちで仕事をしてくれているので、ありがたい限りですね。ただ、そのモチベーションをいかに保つかというのが、私の仕事です。そうして頑張ってくれるぶん、社員にしっかりと還元することも忘れません。さらに今後は、人材育成にも注力します。深穴加工の技術を以て日本一となれるよう邁進していきたいですね。
もとは軍事技術だというガンドリル加工・BTA加工を上手く産業用に活かし、短納期・高品質を実現しているという不二新製作所さん。それも、高い技術力があってのものなのでしょう。今後も社員の方を大切に、企業として飛躍し続けてくださいね。
最新鋭の設備で、常にハイクオリティの深穴加工を
深穴加工業を展開する株式会社 不二新製作所では、1976年に大型の加工機を導入して以来、新規設備の導入や既存設備の改修を繰り返しながら上質な仕事を行ってきた。現在は自動コンピュータ制御も導入し、一定の品質を保つことが可能。今後も最新の技術で、深穴加工を中心とした各種金属・非鉄金属・樹脂加工などあらゆる加工を手がけながら、社会に貢献していく。
各種書類のFAX送信は
06-6794-5881
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