ガンドリルとBTAの違い

ガンドリル加工とBTA加工の違い

私たち株式会社不二新製作所では、ガンドリルマシン・BTAマシンによる深穴加工や細穴加工といった金属加工を得意としており、このガンドリル加工、BTA加工の業界で世界一の企業を目指しています。

実際に行っていることは、徹底した加工工程の効率化と高度化を図ることを行っており、おかげ様で現在深穴加工や細穴加工のご相談は、国内だけでなく世界中からいただけている状態です。寄せられる様々な金属加工の深穴加工・細穴加工のニーズにお応えしています。「ガンドリル加工」と「BTA加工」の違いについてのご質問をよくいただきます。ここでは「ガンドリル加工」と「BTA加工」の違いについて解説します。

ガンドリル加工とは

ガンドリル加工とは

「ガンドリル」とは、深穴加工や細穴加工を専門としたドリルの名称です。英語表記ではgun drillで直訳すると、「銃のドリル」を意味します。ガンドリルはこの文字通り、元来小銃や猟銃など穴をあけるために開発されたことから名付けられています。


ガンドリル加工とは

ガンドリル加工とはページのサムネイルガンドリル先端からポンプで切削油を高圧噴射し回転させる事で、深穴や細穴の加工時に出る切屑をシャンク外側のV溝を通し外部に吹飛ばす性能を持ち、内径を傷つけずに加工が可能です。ガンドリルは速度と送りの調整が重要で、高精度な前加工と切削条件の調整等が大きなポイントになり、熟練度が高いとより綺麗な加工が可能です。

ガンドリル加工とは≻≻≻

ガンドリルマシンの構造

①ワーク回転、ガンドリル刃回転式
②ワーク固定、ガンドリル刃回転式
①と②を比べた時、①がワークとガンドリル刃が逆回転し、真直性に優れています。

BTA加工との違い

ガンドリルマシンは、ガンドリルのドリルを経由し、切削油をガンドリル刃の先端から噴出させています。

ガンドリルマシンは、ガンドリルのドリルを経由し、切削油をガンドリル刃の先端から噴出させています。これにより切り屑が中で滞在することなく、シャンクの溝から飛び出させます。BTA加工の場合も構造上は似通る部分もありますが、この切り屑の排出面積が、BTA加工に比べ、ガンドリル加工の方が小さいので効率面が異なります。ガンドリル加工は、主に細穴加工に使われることが多いです。

不二新のガンドリル加工の強み

不二新製作所のガンドリル加工のつよみ不二新製作所では、ガンドリルやBTAのバイトや工具を独自のものを使用しており、従来のガンドリル加工と比較して、出口側での芯ずれ精度を半分以下に抑えることが可能です。材料に対する知識、工具の製作精度、ワーククランプ方法、最適な加工条件設定、温度管理などさまざまなパラメータ管理によって実現します。

当社が得意とする、ガンドリルは深穴加工・細穴加工・精密加工を対象とした金属加工です。角材や板材や特殊形状物へのガンドリル加工、PCDといった深穴のガンドリル加工やBTA加工など、下記以外にも、協力工場ネットワークによってさまざま金属加工に対応致しております。

ガンドリル穴径(mm)
φ0.5 – φ30の金属加工
最大外径 x 材料長さ
φ340 x 1000(1200) mmまでの金属加工
ガンドリル加工サンプル

ガンドリル加工とはページのサムネイル当社でガンドリル加工した、実績サンプルの一例です。当社のガンドリル加工は、鉄、アルミ、銅、非鉄金属だけでなく、樹脂や、一般に難しいと言われている特殊な材料への細穴加工、深穴加工も可能にしております。他社で「できない」と断られた難しいガンドリル深穴加工・細穴加工案件でも、ぜひお気軽にご相談ください。

ガンドリル加工サンプル≻≻≻

BTA加工とは

BTA加工とは

「BTA加工」とは、Boring & Trepanning Association の略(ボーリング・トレパン加工)で、金属加工での重要な行程である深穴加工のことです。1942年にDr.Beisnerが発明した深穴加工の機械は、それまでとはまったくと言っていいほど違う深穴加工の機械で、高速で美しく深穴を開ける事ができ、その後各国でこの方式が発展、規格化が統一され、これをBTA方式と呼ぶようになりました。


BTA加工とは

BTA加工とはページのサムネイル「完成した当初は、大砲の砲身の穴をあけるために開発されたものでしたが、現在ではあらゆる産業機械の加工に利用されています。小径の穴加工に向くガンドリル加工に対し、BTA加工は中・大径穴に向いています。ガンドリル加工と同じく、高性能な深穴を開けることができ、また良好な仕上げ面が得られるのが特徴です。

BTA加工とは>>>

BTAマシンの構造

①BTA刃回転、ワーク固定
②ワーク回転、BTA刃回転式
③ワーク回転式、BTA刃回転式
ワークと刃物が互いに逆回転して加工する方法で①②と比べ真直性が優れている

ガンドリル加工との違い

ガンドリル加工との違い

BTAマシンの切削油(不二新製作所では、BTAの切削油に「非塩素系切削油剤」を使用しております。)は、ガンドリルマシンとは反対方向です。BTA刃物の先端からドリルを経由して切り屑を排出します。ガンドリル加工の場合も構造上は似通る部分もありますが、この切り屑の排出面積が、ガンドリル加工に比べ、BTA加工の方が大きいので効率面が異なります。BTA加工は、主に深穴加工に使われることが多いです。

「BTA加工」詳しくはこちら>>
「BTA加工」加工実績はこちら>>

不二新製作所のBTA加工

不二新製作所のBTA加工

  • 高能率な深穴加工
  • 高精度な深穴加工
  • 良好な仕上げ面
  • 中、大径の深穴向き


当社が得意とする、BTA加工(細穴加工・精密加工)の加工対象です。特殊形状物への加工、ガンドリル加工や偏芯穴等、下記以外にも、自社加工や協力工場ネットワークによってさまざま加工に対応致しております。

深穴径(mm)
φ24 – φ75
最大外径 x 材料長さ
φ300 x 1300(1500) mmまで

お電話でのお問い合わせは

06-6794-5880

スマートフォンをお使いの方は、電話番号をタップして直接おかけください。

各種書類のFAX送信

06-6794-5881

メールでのお問い合わせ・お見積もり・発注のご連絡は

fujishin.gun@gmail.com

上記アドレスをクリックしていただくと、ご利用のメールソフトが立ち上がります。

その他金属加工全般についての記事

ガンドリル加工サンプル

「ガンドリル」とは、深穴加工や細穴加工を専門としたドリルの名称「ガンドリル」とは、深穴加工や細穴加工を専門としたドリルの名称です。ガンドリル(Gun Drill)の文字通り、元来、小銃や猟銃など穴をあけるために開発されたことから名付けられています。下記は、当社でガンドリル加工した、実績サンプルの一例です。当社のガンドリル加工は、鉄、アルミ、銅、非鉄金属だけでなく、樹脂や、一般に難しいと言われている特殊な材料への細穴加工、深穴加工も可能にしております。

ガンドリル加工サンプルはこちら>>>
BTA加工サンプル

BTA加工とは、Boring & Trepanning Association の略「BTA加工」とは、Boring & Trepanning Association の略(ボーリング・トレパン加工)で、金属加工で重要な行程である深穴加工のことです。下記は、当社でBTA加工した、実績サンプルの一例です。当社のBTA加工は、鉄、アルミ、銅、非鉄金属だけでなく、樹脂や、一般に難しいと言われている特殊な材料への深穴加工、細穴加工も可能にしております。

BTA加工サンプルはこちら>>>

関連法人のご紹介

株式会社 無双

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加工サンプル

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ガンドリル加工・BTA加工サンプルの一例です。保守契約の関係上、プレート材(板材)や特殊形状物へのガンドリル・BTA加工などはお見せできないものが多数あります。

設備紹介

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当社で扱っている、ガンドリル加工・BTA加工のための機械設備をご紹介します。協力会社とのネットワークにより、図面一枚であらゆる加工に対応しております。

会社概要

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深穴加工を中心として各種金属・非鉄金属だけにとどまらず樹脂加工などあらゆる加工を手がけて、社会への貢献につながってゆくことを目指しております。