ガンドリル加工とBTA加工の違い
不二新製作所は、金属加工の「ガンドリル加工」と「BTA加工」で世界一を目指しています。
徹底した工程の効率化と高度化を図り、国内だけでなく、世界中から寄せられる様々な金属加工の深穴加工・細穴加工のニーズにお応えしています。
ガンドリル加工とは
「ガンドリル」とは、深穴加工や細穴加工を専門としたドリルの名称です。ガンドリルの文字通り、元来、小銃や猟銃など穴をあけるために開発されたことから名付けられています。
※当社ガンドリル加工の可能な範囲
- 穴径(mm)
- φ0.5 – φ30
- 最大外径 x 材料長さ
- φ340 x 1000(1200) mmまで
ガンドリルマシンの構造
①ワーク回転、ガンドリル刃回転式
②ワーク固定、ガンドリル刃回転式
①と②を比べた時、①がワークとガンドリル刃が逆回転し、真直性に優れています。
BTA加工との違い
ガンドリルマシンは、ガンドリルのドリルを経由し、切削油(不二新製作所では、ガンドリルの切削油に「非塩素系切削油剤」を使用しております。)をガンドリル刃の先端から噴出させています。これにより切り屑が中で滞在することなく、シャンクの溝から飛び出させます。BTA加工の場合も構造上は似通る部分もありますが、この切り屑の排出面積が、BTA加工に比べ、ガンドリル加工の方が小さいので効率面が異なります。ガンドリル加工は、主に細穴加工に使われることが多いです。
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BTA加工とは
「BTA加工」とは、Boring & Trepanning Association の略(ボーリング・トレパン加工)で、金属加工での重要な行程である深穴加工です。
※当社BTA加工の可能な範囲
- 穴径(mm)
- φ24 – φ75
- 最大外径 x 材料長さ
- φ300 x 1300(1500) mmまで
BTAマシンの構造
①BTA刃回転、ワーク固定
②ワーク回転、BTA刃回転式
③ワーク回転式、BTA刃回転式
(ワークと刃物が互いに逆回転して加工する方法で①②と比べ真直性が優れている)
ガンドリル加工との違い
BTAマシンの切削油(不二新製作所では、BTAの切削油に「非塩素系切削油剤」を使用しております。)は、ガンドリルマシンとは反対方向です。BTA刃物の先端からドリルを経由して切り屑を排出します。ガンドリル加工の場合も構造上は似通る部分もありますが、この切り屑の排出面積が、ガンドリル加工に比べ、BTA加工の方が大きいので効率面が異なります。BTA加工は、主に深穴加工に使われることが多いです。
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