金属加工コラム
金属加工は数千年の歴史があります。諸説ありますが、太古の金発掘が金属加工の始まりといわれ、飛行機や船といった大掛かりの金属加工や、銅像や車といった中程度の加工、スマホや硬貨といった…
SUS304は、金属加工でよく使われるよく使われる材質です。成分はクロムとニッケルが含まれており、いわゆるステンレスに分類されます。ステンレスというと多くの方はイメージしやすいと思いますが、銀色の金属でスプーンやナイフ、キッチンのシンクなど厨房機器周辺に使われることが多いです。金属加工で使われるステンレスは配合する金属によって多岐に渡り、SUS304のみならず、切削性に長けているSUS303や、耐食性に長けているSUS316など200種類以上の種類に分けられます。
冒頭でもお伝えしたように、SUS304はステンレスに含まれており、厨房機器周辺に使われることが多いです。その理由として挙げられるのは、SUS304の金属配合にクロムやニッケルなどが使われているからです。クロムやニッケルなどは、錆びに強い性質を持っているため、よく水回り製品に使われることが多いです。このSUS304はSUSの他番号シリーズのなかでも、金属加工で最も使われており、全体の生産量の60%を占め使用頻度が高いオーステナイト系ステンレスです。
”SUS304”の読み方は、金属加工業者によってさまざまで「サスサンマルヨン」や「サンマルヨン」、「ジュウハチハチ」といった呼ばれ方をされます。この「ジュウハチハチ」という呼ばれ方は、SUS304の成分が由来でつけられている名前です。SUS304の成分は、18%のCr (クロム)と8%のNi (ニッケル)を含むステンレスで、この数字の並びから「ジュウハチハチ」という呼ばれています。
金属加工でよく使われているSUS304ですが、その理由として挙げられるのが強みが多岐に渡るという点が挙げられます。
どの金属でも共通しているのが、大気中に触れる事でどんどん錆ていくという事が挙げられます。この錆に強い性質を「耐食性」と呼びます。金属加工後に外で使用される場合はこの耐食性に優れている材質を選ぶことをおすすめします。SUS304 の耐食性については、耐食性に特化したタイプの金属材質には及ばないものの、大気中での耐食性に強いという強みを持っています。
金属や物質は、金属加工後にどんどん劣化がスタートします。脆くなっていき、最終的に破壊してしまうこともあります。この脆くなっていくことに対する強度抵抗を「靭性」といいます。言い換えるとすれば、SUS304 が破壊されにくく、粘り強さを持っているとも言えます。キッチンのシンクなどに使われている理由の一つでもあり、壊れにくいという点は大きな強みだとも言えます。
延性は輪ゴムをイメージするとわかりやすいです。金属材料を引っ張り合って延ばした際に、柔軟に延びる性質を持っています。圧力に強いという強みがあり、どの金属に共通して見られる性質です。この延性は弾性とは異なります。弾性とは、元の寸法に戻る性質で、あくまでも延びる性質に長けています。
どの金属も基本的には加工しやすい強みももっています。金属加工を行う上で、最も難易度が高い加工法は、切削加工と言われています。金属は熱伝導性が高く、切削加工をする際に加工熱が発生します。多くの場合、切削油ともに熱と金属加工をする事で出た切粉が流れていきます。
しかし、SUS304 は熱伝導率が非常に低い性質です。そのため熱が切粉に伝わりにくく、金属加工で出た切粉が金属加工品に溶着してしまうことや、行き場を無くした熱は切削工具へとどめてしまうため、工具バイトを痛めてしまいます。これらの事から金属加工の難易度を一段上げる要因の一つになります。また、SUS304 はじめステンレス系の金属素材は、硬さがあります。メリットでもありますが、加工すればするほど硬化してしまうので、適正な知識を持っていないと金属切削加工がとても難しい金属材質になります。
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