ガンドリル加工における切削油の役割
ガンドリル加工は、穴あけ加工の一種で、深い穴をあけることができる特徴があります。この深穴加工においては、適切な切削油を使用することが非常に重要です。
必要な理由1 摩擦熱を抑える
深穴加工においては、切削工具が穴の奥深くまで進入するため、切削工具と穴壁の間で擦り合いが発生し、非常に高い温度が発生します。これを摩擦熱と呼びます。摩擦熱が大きくなりすぎると、切削工具が焼け付いたり、変形したりすることがあります。しかし、切削油を使用することで、切削工具と穴壁の間の摩擦を減らし、摩擦熱を抑えることができます。
必要な理由2 切削面の表面粗さ改善
切削油は、切削工具と加工材料の間の摩擦を減らすことによって、切削面の表面粗さを改善する役割を持っています。深穴加工においては、切削工具が穴の奥深くまで進入するため、切削面の表面粗さに影響を与えることがあります。しかし、適切な切削油を使用することで、切削面の表面粗さを改善することができます。
必要な理由3 チップの磨耗を抑えるため
ガンドリル加工では、非常に高い回転数でドリルを回転させるため、チップの摩擦熱が非常に高くなります。そのため、チップが過熱し、磨耗が進行してしまう可能性があります。このような状況を回避するため、切削油を使用することで、摩擦熱を抑え、チップの磨耗を抑制することができます。
必要な理由4 金属くずの除去の促進
ガンドリル加工では、金属くずが発生することがあります。これらの金属くずが積み重なり、ドリルの進行を妨げることがあります。また、金属くずが排出されない場合は、加工精度が低下する可能性があります。切削油を使用することで、金属くずを効果的に除去することができ、加工効率の向上や加工品質の向上につながります。
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