アルミ合金7N01
2009.09.13 Sunday 07:57
アルミ合金材料で、「7N01」という材料をご存知でしょうか?
アルミ系合金の中でも、最高級の強度を有しながら、溶接性も優秀な合金で、主に航空機や機械部品などに利用される、極めて高強度な材料です。
アルミ合金であるジュラルミンより優れた超ジュラルミン、さらにその上の超々ジュラルミンと言われています。
この材料の最大の特徴は、常温で 時効性(時効硬化)があることです。
時効硬化とは、熱を加えて材料硬度が下がったとしても常温で放置しておけば、しばらくすると(と言っても、1週間~1ヶ月以上)材料自身の本来の硬さまで自然に戻ってしまうのです。
つまり、溶接を行ったとしても、溶接部の強度が常温放置により、母材強度に近いところまで回復するのです。
ただし、この材料は、航空機や鉄道関係に使用されるために作られているようなものなので、一般にはなかなか手に入らない希少材料です。
不二新製作所では上記のような材料でもガンドリルやBTA加工が可能です。
御客様と一緒に考え、ともに成長できる。これからもそんな会社を目指します。