新型耐熱合金(インコネル系、ガンドリル、旋盤)
今日は久々に特殊材料の加工画像をアップします。耐熱合金系で、ある材料メーカー様の新材料なので、詳細は非公開です。ただし、ニッケル系合金でインコネル718が加工できれば、加工はできるレベルの材料です。ちなみに下記が仕上り寸法です。
- 外径
- φ25.4(支給材はφ27)
- 内径
- φ21.4
- 全長
- 500mm(支給材は502)
肉厚が2mmのパイプを製作したいとのことで問い合わせがありました。御客様は肉厚をかなり心配されていましたが、本当はφ21.4のガンドリルが、あるかも心配して頂きたかったですねww弊社は本当に多種多様な特殊径を在庫しているのですが、最近はどの御客様も持っている前提で話を進めるのでその方が大変です。
さて、加工の方ですが、毎度のごとく材料成分のみで詳細は不明なので、とりあえずインコネル600程度の条件からスタートします。全長も502mmもあり、少し曲りも心配なため、ワークの芯出し等には通常よりも時間をかけ、慎重に加工をスタート。切削音は通常のニッケル合金系と変わりません。工具摩耗も想定内でした。
次は旋盤にて外径と全長を仕上げます。耐熱合金は、インコネル、ハステロイ等かなりの実績がありますので、大きなトラブルもなく終了。(なんかあっさりw)ガンドリル加工、複合旋盤、マシニング、BTA加工のことなら大阪の不二新製作所へ