銅鋳物加工【ガンドリル加工】

ガンドリルで銅鋳物加工

久々の更新ですが、銅の鋳物サンプルを掲載します。最近では、まあまあ苦労した製品の一つです。支給時の形状は一番上の写真のようになっております。中心にφ10の貫通穴を加工しなくてはならないのですが、当然、鋳物状態ですので、胴体部分の精度は全く出ておらずまずは旋盤である程度、粗削りをしないと加工もできません。旋盤のT先生が上手に両サイドの芯を出して削ってくれました。

今回ご紹介する加工

今回ご紹介する銅鋳物加工1ここまで来てようやく中心部分にガンドリルでφ10の貫通穴を片側から加工します。両側から貫通したいのですが、内径にシャフトのようなものが通り段差を嫌うようなので、片側から加工しました。数量が60本もあり、並べるとなかなかの見栄え。


続いて、マシニング加工です。飛び出している部分の中心をセンサーで確認しながら、裏表平面削り⇒キリ穴⇒側面へのタップ等と意外に面倒な加工が進みます。最後に再び旋盤に戻して、内径ネジ切りと少し分かりにくいのですが、内径にテーパー加工を行った後、全体のバリを丁寧に取り除き終了です。

ワークの状態が入ってくるまで分からないため、製品の保持方法や位置精度を出すのに苦労しました。それにしても毎日いろんな製品が来るので、大変ですが退屈はしませんね(笑)長くなりましたが今日はこのへんで。

その他金属加工全般についての記事

ガンドリルマシンとは

ガンドリルマシン(Gun Drill Machine)とは文字通り、小銃や猟銃などの銃身に細穴をあけるために開発された特殊な機械です。高性能な深穴を開けることもでき、また良好な仕上げ面が得られるのが特徴です。当社のガンドリル加工は、鉄、アルミ、銅、非鉄金属だけでなく、樹脂や、一般に難しいと言われている特殊な材料への細穴加工・深穴加工も可能にしております。四角形や六角形などの形の深穴加工や、丸物で穴の位置が真ん中でない細穴加工など加工径が非常に小さくて難しいものにもガンドリルマシンで対応します。

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BTAマシンとは

当初大砲の砲身を開ける深穴加工のために作られましたが、現在ではさまざまな産業機械の加工に利用されている特殊な機械です。高性能な深穴を高速で開けることができ、良好な仕上げ面が得られるのが特徴です。当社のBTA加工は、構造用鋼、ステンレス鋼、プリハードン鋼、軸受鋼(ベア鋼)、工具鋼(炭素・合金・高速度工具鋼等)、耐蝕・耐熱合金などが加工対象となります。また、不二新製作所の独自協力工場ネットワークにより、チタン系、アルミニウム系、銅系、樹脂系などの難しい加工もBTAマシンで対応してます。

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関連法人のご紹介

株式会社 無双

溶接のことなら 株式会社 無双 におまかせください!ステンレス・アルミから、鋳物・チタン等の特殊金属まで、金属溶接・機械加工を高品質・短納期で対応いたします。図面1枚で材料手配から完成まで一貫生産が可能!他社で断られた溶接・金属加工もおまかせください。

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加工サンプル

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ガンドリル加工・BTA加工サンプルの一例です。保守契約の関係上、プレート材(板材)や特殊形状物へのガンドリル・BTA加工などはお見せできないものが多数あります。

設備紹介

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当社で扱っている、ガンドリル加工・BTA加工のための機械設備をご紹介します。協力会社とのネットワークにより、図面一枚であらゆる加工に対応しております。

会社概要

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深穴加工を中心として各種金属・非鉄金属だけにとどまらず樹脂加工などあらゆる加工を手がけて、社会への貢献につながってゆくことを目指しております。