ガンドリル加工実績 〔SUJ2シャフト〕
今日は、ガンドリルと複合旋盤による加工サンプルです。最近はSUJ2のシャフトが増えてきているように思います。
SUJ2という材質ってどんなもの?
いつも思うのですが、どうして設計の人は材質にもっとSUJ2を使用しないのでしょうか?個人的には、SK材よりも安価で、焼入れ性、メッキ性も悪くなく、シャフトに使用する素材としてはSUJ2は非常にすばらしい素材だと思います。設計をしている人は従来の素材にとらわれず、SUJ2もベア鋼だからベアリングだけに使用と思わず、柔軟な設計をされることを切に願います。
弊社スタッフの体験談
弊社の旋盤グループリーダーのTさんは、生まれて初めて削ったのが、SUJ2のHRC58~62程度の焼入れシャフトで、それを毎日のように加工していたとのこと。なので、SUJ2の焼入れシャフトのような高硬度材料が世の中の標準だとしばらく思っていたそうです。(知らないとは恐ろしい・・・)そのおかげで、SKD11やSKD61などの真空焼入れ後の素材でも、バリバリ削っちゃいます!