「匠」受賞記念サンプル(ガンドリル加工)
今日は我ながら、凄いと思えるガンドリルのサンプルを作ってしまいました。今度ドリームコンテストにでも出そうかな?と思ってしまうほどです。
「ものづくり優良企業賞」を頂いた記念サンプルを作ろうと思っていたので、いろいろ考えておりましたら、アルミの角材が目に入ってきました。「あっ、これに何か加工したら、展示するときに、 場所を取らないしいいかも」
ワークの大きさを測定したら、A5052 50x60x100 のブロック材料100mm方向に片側からガンドリルで貫通したいなぁ。。。ドリル在庫を確認したら、アルミ用でちょうど良さそうなのは現状でφ1.8しかない・・・まあ、これでいいか。
作るサンプルは決めています!もちろん「匠」という字をガンドリル加工で作ります!穴と穴の肉厚は0.4mm(穴間ピッチで2.2mm)に設定しました。これには秘密があって公開できませんが、穴と穴の肉厚が0.7mmで加工長が100mmの仕事を過去にしたことがあります。そのときに、曲りを0.05以内で抑える方法を思いつきましたので、それを今回のサンプル加工にも適用します。必死に加工プログラムや加工手順、熱量、加工条件、温度、湿度、やる気、嫁の機嫌、残った家のローン・・・などを確認して、加工スタート。
休みも利用しながら、約2.5日かけてようやくできたサンプルが以下です。肉眼では曲りもほとんど出ていません。もちろん、穴の膨らみや破れもございません。しかしながら、疲労感がいっぱいです。結構思っていた以上に綺麗にできたので、次の機会にはφ1.0mmで挑戦したいと思います。是非、ガンドリル加工、複合旋盤、マシニング、BTA加工のことなら大阪の不二新製作所へ