C1100タフピッチ銅へのガンドリル加工(今日も特急!)
2015.06.10 Wednesday 03:31
今日もガンドリル加工の特急対応を掲載します。
最近、特急対応が非常に多いです!
それらを柔軟に対応している弊社の現場には本当に感謝。
さて、本題に戻して、今日はタフピッチ銅への
ガンドリルの加工です。
材質:C1100(タフピッチ銅)
加工:2-φ9貫通
数量:8本
加工内容としては、穴位置が結構端の方にあり、
熱の影響で曲りが出やすく、いつもより少し気を遣いました。
銅系材料の場合、切削油との反応により
ガンドリルの加工穴が黒く変色してしまいます。
これは油の銅板腐食というもので、通常の油性切削油では
レベル4というものが大半です。
腐食というと、心配される方もいらっしゃいますが、
表面の変色(厳密には錆)なので、磨けば簡単に取れます。
この変色を内径の専用ミガキ(ホーニング)ツールで
取ることも弊社では可能です。
しかしながら、銅の場合は電極に使用されることも多く、
使った瞬間に真っ黒に変色してしまうのと、
冷却水穴として使用した場合にも、緑青(ろくしょう)と
いう銅が酸化されることで生成する青緑色のサビが発生
しますので、実際には気にする必要はないのですが、
どうしても見た目を重視される方には、上記のような
ガンドリル穴へのミガキ(簡易ホーニング)も可能です。
今日は簡単な加工でしたが、このへんで。
次回からは2回続けて、樹脂ロールを掲載する予定です。
ガンドリル加工、複合旋盤、
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